よみがえる総天然色の列車たち 第2章5 関東私鉄篇 奥井宗夫8ミリフィルム作品集【2011年5月21日発売】
品番: DR-4165
販売価格: 3,990円(税込)
ドルビーデジタルステレオ
80分
2011年5月21日発売
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私鉄篇第3弾! 鉄道8ミリ界巨星の秘蔵カラーフィルム作品集
昭和30〜50年代の関東大手私鉄各社のなつかしい鉄道風景が続々登場
近年驚くべきスピードで進化を続ける東京周辺の大手私鉄各社。線路の高架化や施設は改修が進み、旧型車両は次々と引退していった。一時代を築いた小田急・京王・東急・相鉄・京急・京成・東武・西武・営団地下鉄の戦前・戦後の車両たちが、鉄道8ミリ界の巨星・奥井宗夫氏のカラーフィルムによって、思い出の情景とともに鮮やかによみがえる。
小田急電鉄
小田急ロマンスカー・NSEの展望席越しに、ディーゼル準特急「朝霧」や旧塗色の車両がすれ違う。SEやLSEのほか、HE車と呼ばれる通勤車2400形などが、経堂や町田など懐かしい風景の残る街を駆け抜ける。(昭和39年〜昭和56年撮影)
[ナレーションより抜粋]
昭和39年、小田急ロマンスカー(NSE)が新宿駅地下ホームを出発ました。地下ホームの完成により、本来特急が発着する地上ホームが改修に入ったためのようです。
ニュー・スーパー・エクスプレス(NSE)3100形。小田急の代名詞ともいうべきロマンスカーでも初めての前面展望車です。
運転席を2階に配置したスタイルは以降多くの小田急ロマンスカーに引き継がれて行きます。
NSEは昭和39年鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞。
見通しのきく展望席では、次々とすれ違う車両たちに目も釘付けとなっていたことでしょう。
車内ではロマンスカーでは定番の「走る喫茶室」と呼ばれる供食サービスで、飲み物や軽食が座席で楽しめました。
登場車両
<小田原線・江ノ島線>3100形(NSE)/キハ5100形/3000形(SE)/7000形(LSE)/デキ1030形/トフ100形/デニ1300形/4000形(初代)/1800形/2200形/2320形/2400形/2600形/5000形/9000形
京王帝都電鉄
2010系など「グリーン車両」が数多く活躍する京王線。井の頭線では緑のクハ1250形とともに3000系が活躍。(昭和47年〜昭和52年撮影)
[ナレーションより抜粋]
京王は戦時中から戦後にかけて一時東急の一部となっていました。所謂「大東急」時代に、デハ1700形は、当初東横線用に製造された車両です。しかし同じ狭軌の井の頭線が昭和20年5月の空襲で甚大な被害を受けたため急遽こちらに投入されました。
戦後の分離後もそのまま京王に残り、昭和40年に台車を改造して1372ミリの京王線に移りました。
登場車両
<京王線>2010系/2700系/デハ1700型/2600系/5000・5100系/6000系/デニ200型 <井の頭線>クハ1250型/デハ1900型/1000系(初代)/3000系
帝都高速度交通営団
渋谷駅と小田急・東急線界隈にて。(昭和49年頃撮影)
[ナレーションより抜粋]
トンネルから抜けて高架線へと入り、渋谷駅に到着する営団地下鉄銀座線の電車。日本初の地下鉄として開業したこの路線は、東急の前身・目黒蒲田電鉄傘下の東京高速鉄道が昭和14年に新橋―渋谷間を開通させ、全通しました。
この昭和50年当時は、カルダン駆動車の2000形を中心に、吊り掛け式など様々な形式の中間車を挟んで6両編成を組む姿が見られました。
登場車両
<銀座線>2000形 <千代田線>6000系 (※国鉄103系1000番代) <日比谷線>3000系
※国鉄所有車両
東京急行電鉄
目蒲線や池上線ではデハ3450形が現役。地上駅の田園調布や大岡山駅に「青ガエル」5000系。最長6連もあるが5200系・6000系以下ステンレスカーに主役は交代。世田谷線は「連結2人のり」。(昭和52年〜昭和56年頃撮影)
[ナレーションより抜粋]
昭和29年に鮮烈なデビューを果たした5000系。そのユーモラスな外観から「青ガエル」の愛称が与えられました。
当初は3連からスタートしましたが、5年間の増備が終わった頃には、東横線では最長6連となり、中心選手としての活躍が続きました。
このフィルムが撮影された昭和56年当時は、目蒲線では3連での運転でした。
一方、大井町線では最長5連の列車が運転されていました。
こちらは中間車なしの2連プラス2連の4連。
航空機の技術を応用したモノコック構造の車体と新しいスタイルの台車を備えたこの車両は、18メートル級としては重量がこれまでの3分の2程度という軽量化を実現。駆動装置に初の直角カルダン方式を採用した新性能車となりました。
登場車両
<東横線・大井町線・目蒲線・池上線>デハ3450形/デハ3500系/5000系(初代)/5200系/6000系(初代)/7000系(初代)/7200系/8000系 <世田谷線>デハ70形/デハ80形/デハ150形
相模鉄道
6000系が進化を続ける一方、貨物輸送も活発。(昭和48年頃撮影)
[ナレーションより抜粋]
非電化のローカル私鉄・神中(じんちゅう)鉄道が発祥の相模鉄道。沿線の開発で大きく脱皮した時代のエースは6000系でした。昭和36年から14年間にわたって製造が続けられました。
昭和48年から順次、塗色は緑系に変更。これはその頃の映像で、後2両はオリジナルのままです。
戦後間もなく旧国鉄の大型車両を導入していた相模鉄道ですが、これが自社製初の20メートル級車でした。
登場車両
<本線>6000系/3010系/5100系/トフ400形/モニ2000形・クモニ2500形
京浜急行電鉄
湘南電気鉄道開業以来の名車デハ230形など多くの車両が余生を送る大師線には、3線軌条区間が残る。本線では2代600形が快速特急に活躍し、初代1000形は万能ぶりを発揮する。(昭和53年〜昭和56年頃撮影)
[ナレーションより抜粋]
大師線ではデハ230形が最後の活躍を続けていました。
湘南電気鉄道の開業に備えて製造されたデ1形がその発祥です。
京浜電気鉄道でも、昭和8年の標準軌への改軌に備えて、前年に同形のデハ71形を製造しました。
京急発足にあわせて、デ1形・デハ71形を中心とする車両は統合され、デハ230形となりました。16メートル級で当初はセミクロスシート車でしたが、のちにロングシートに改造されています。
京急発祥の路線とは言え、工場群を縫いながらもどこかゆったりとした雰囲気を醸す支線となった大師線。どこの会社でもひとつやふたつは見られる、かつての本線で活躍した車両が静かに余生を送る路線となっていました。
登場車両
<東京都交通局>5000形 <大師線>デハ230形/400形(2代) <本線>600形(2代)/500形/デハ420形(400形)/1000形(初代)/700形(2代)/デト30形/ト70形/800形(2代)/2000形
京成電鉄
行き交う「青電」「赤電」はやがてファイアーオレンジ主体に塗色変更。AE形もマルーンからブルー系に。(昭和47年〜昭和59年頃撮影)
[ナレーションより抜粋]
全国でも珍しい、数字の入らない形式の「AE形」は昭和47に登場しました。
「エアポートエクスプレス」を意味するその名の通り、成田空港アクセス特急「スカイライナー」専用車でしたが、この年予定されていた空港のオープンが大幅に遅れ、デビューできないまましばらく行き場を失っていました。
「スカイライナー」は成田空港開港の昭和53年に途中ノンストップで運転を開始。
のちに成田スカイアクセス開業に伴い、東京側のターミナルとしての機能が大幅に高まった日暮里駅ですが、上り「スカイライナー」の停車駅となったのは、昭和58年のこと。現在の成田空港駅開設の平成3年になって、ようやく全列車が停車するようになりました。
登場車両
<本線>モハ750形・クハ2250形/2100形/3050形(初代)/3100形/3200形/3300形/東京都交通局5000形/3500形/AE形(初代)/3000形(初代)/3150形
東武鉄道
北千住付近を1720系「きぬ」・1800系「りょうもう」などが続々と通過。貨物列車も多く千住貨物線から凸型電機が現れる。(昭和47年撮影)
[ナレーションより抜粋]
東武鉄道では大手私鉄の中でも特に盛んに貨物輸送が行なわれていました。
今はなき千住駅へと続く千住貨物線からやって来た列車の先頭に立つのはED4010形です。
ED5010形は、合計9形式43両を数えた東武の電気機関車群の中でも最大勢力の14両が活躍しました。
機関車の後に連なる貨車に国鉄と大きな違いはありませんが、最後尾の車掌車は東武独特のものが使用されていました。
登場車両
<伊勢崎線>7800系/1720系「DRC」特急「きぬ」/1800系急行「りょうもう」/6000系/ED4010・4020形/ED5010形/ヨ201形
西武鉄道
西武秩父線では開業に合わせて登場したEF級電機E851形が貨物輸送に活躍。外国製の旧国鉄電機も多彩な顔ぶれを見せる。(昭和47年撮影)
[ナレーションより抜粋]
秩父線開業とともに登場したE851形は私鉄ただひとつのEF級電気機関車です。
目的をセメント輸送に特化し、勾配区間で1000トンの貨物を牽引するために重連総括もできました。
東横瀬からセメントを積み出した貨物列車は、この所沢から連絡線を経由して国鉄武蔵野線へと送り出されていました。
しかし西武の貨物輸送はやがてその規模を縮小。最後まで残ったこの区間のセメント輸送も、平成8年に全て廃止となりました。
登場車両
<西武秩父線>101系/501系(2代)/551系/E41形 <池袋線>E851形/E61形/451系/701系/1411系/クモニ1形/E51形
ナレーター 子守康範
監修 宮澤孝一
構成・演出 宮地正幸
本編80分
小田急電鉄商品化許諾済
京王電鉄商品化許諾済
京浜急行電鉄商品化許諾済
西武鉄道承認済
東京地下鉄商品化許諾済
ジャケット裏面画像/ポップアップ
予告編
詳細情報
音声切替 1音声 ナレーション+BGM
画面サイズ 4:3
片面1層 NTSC MPEG 2
リージョン ALL
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