ステレオサウンドとともによみがえる1990年代首都圏の私鉄
京成・東武・京王・東急・京急・相鉄・小田急の車両たち
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戦後の高度経済成長期の通勤輸送や観光輸送を支えた車両たちが、次々と引退してゆく時期。
次世代の車両たちとともに活躍を続けるもの、ローカル輸送に転身するもの、静かに身を引こうとするものなど、様々な状況で走り続ける姿を追う。
(1991年〜1995年撮影)
京成電鉄
1992年当時、「赤電」と呼ばれた京成の地下鉄乗入れ対応車は、全身がファイアオレンジ。
しかし3200形の一部は、翌年から実施される全面的な塗装変更に向けて、試験的に様々な塗装が施されていた。
後に京成の一部となる千葉急行電鉄にリースされた、京急の旧1000形は、青い車体となって京成線にも姿を見せた。
東武鉄道
現在も活躍を続ける車両が多く見られる中、伊勢崎線準急には8000型未更新車の姿も。
100系「スペーシア」が日光・鬼怒川方面の特急に投入される一方、急行「りょうもう」には専用の1800系が運用されていた。
京王帝都電鉄
京王線では低運転台にパノラミックウィンドウの初代5000系や、8両編成の一部が都営新宿線乗入れ用となった6000系が活躍。
井の頭線は、前面がパステルカラーの3000系で占められていた。
東京急行電鉄
8000系が多数運用される東横線。8590系や9000系は急行を中心に使用された。
新玉川線の終点で田園都市線の起点だった二子玉川園駅は、二子玉川駅となった現在とは線路配置も異なっていた。
蒲田駅では目蒲線の7200系、池上線の7600系が発着した。
京浜急行電鉄
京急初の4扉車700形が本線と大師線で運用され、本線では2扉クロスシート車2000形が快速特急に活躍。
旧1000形が京成直通列車に使用される一方、京成車・都営車が京急川崎駅折り返しの急行に従事した。
相模鉄道
大手私鉄の仲間入りした1990年に登場し、左右非対称の前面デザインで従来の相鉄のイメージを覆した8000系と、それに続く9000系が10両編成で勢力を伸ばす。
一方で、7000系をはじめとする相鉄を代表するデザインの車両たちも、特有の幅広車体で8両編成の新6000系とともに輸送を担った。
小田急電鉄
典型的な小田急の前面デザインの2600形・4000形・5000形・5200形が通勤用に運用される小田原線。
特急には歴代のロマンスカー3100形NSE・7000形LSE・10000形HiSEが活躍する。新たに20000形RSEがデビューする一方で、初代3000形SEは第一線を退いた。
奥井宗夫(おくいむねお)氏 略歴
三重県松阪市在住。昭和11(1936)年生まれ。
23歳で8ミリカメラを手にして以来、青果業を営むかたわら、鉄道車両を追って日本各地を行脚。1990年代にはビデオカメラに持ち替え、撮影歴は半世紀を優に越える。
松阪レールクラブ会員。
ジャケット裏面画像
撮影・監修 奥井宗夫
ナレーター 羽川英樹
監修 山邊誠
構成・演出 宮地正幸
製作:株式会社動輪堂
■全編ステレオ同録音声付
京王電鉄商品化許諾済/東京急行電鉄商品化許諾済
※ この作品は、かつて撮影された8ミリビデオ映像を編集したものです。
一部、当時の撮影環境に起因する見づらい場面、素材テープの劣化によるノイズが発生している場面などがありますが、いずれもたいへん貴重な映像ですので、そのまま使用しています。ご了承下さい。また、本編の映像は4:3となっています。
DR-3909/本編70分/STEREO/COLOR/
MPEG 2/片面1層/レンタル不可/複製不能
©DORINDO Co., Ltd. 2018.9.21