貨物列車大紀行5 中国・四国・九州篇 製作リポート
山陰本線迂回貨物のロケ後のはなし
2026/07/24
2018年9月の山陰本線迂回貨物のロケ終了後、どのような動きをしていたのか。
当時の製作スケジュールを辿ってみると、翌日には鉄道チャンネルの「駅旅 #4秩父鉄道篇・#5小湊鉄道篇」(徳永ゆうき出演)の本編集とMA、「よみがえる20世紀の列車たち9」の許諾事務処理、NMB48関連のテレビ番組の打合せ(この企画は沙汰止みになった)、「東海道新幹線空中散歩」の仮編集を済ませると、再びロケに出発。「キハ40系と国鉄形気動車1・2北海道篇」のロケから「3東日本篇」の只見線・磐越西線のロケを終えて戻ると「きんてつ鉄道まつり」の出展、「アーバントレインコレクション」DVD版のチェックにZTV版の「よみがえる総天然色の列車たち第2章」「ザッツ新快速」の作業まで来て10月を終えている。
その後も「駅旅」「「よみがえる20世紀の列車たち10」の仕上げ、「ザッツ東海道本線」の仮編と追撮ロケと、「貨物列車大紀行」に関する作業記録は出てこない。翌2019年からは鉄道チャンネル「徳永ゆうきのぐるっと歌テツ旅」を26本監督することになり、撮りおろしディスク作品は一時期本数を減らすことになる。夕張視線の廃止関連で「キハ40系と国鉄形気動車」のロケで再び北海道を訪れた際に、抱き合わせで貨物の撮影を行ったが、この時はそこそこの時間を費やしている。しかし新作の「中国・四国・九州篇」関連となると、2020年のコロナ禍の時期となる。
外出をして人と接触することが憚られたので、一そのこと人と接触しない山間部でロケをすれば的な発想で、「国鉄特急形電車381系 やくも 最終章」のロケを敢行。一方でこの頃の政府の方針はチグハグで、「Go To トラベルキャンペーン」なるものを実施して宿泊や食事がかなりの割安ともなって(一体どうしたいんだ政府は)、結果、低予算でロケができたのである。併せてこの機会に、コロナの果て緑の城を行くEF64の活躍もしっかりとカメラに収めたのだった。まだまだ引退の話も聞こえてこない頃の話だ。
山陰本線迂回貨物でシリーズのロケ本格始動!(2)
2026/07/19
山陰本線迂回貨物運転の際は、ファンのみならず、一般の方や観光客にもにも広く知られていたようで、折居海岸が見下ろせる高台にある道の駅「ゆうひパーク三隅」では、列車の通過時間が近づくと一般の方々も敷地内の展望スペースに陣取って、スマホやガラケーを構えていました。
私も撮影を終えての帰り道、「男はつらいよ」のロケが行われた温泉津で温泉に浸かったり、ひとときの寛ぎを得たものですが、そもそもこの列車運転の背景に、山陽本線や呉線沿線を中心に、甚大な被害をもたらした災害があったことは忘れてはいけません。
また私も含めたこの時のファンの行動が、沿線の住民の方々に相当なご迷惑をおかけしていたことも想像に難くありません。その後の動輪堂作品「最後の国鉄形電車」や「キハ40系と国鉄形気動車」、「381系やくも」のロケで何度も鳥取県や島根県を訪れましたが、宍道湖を背景にしたお立ち台として注目を集めたある住宅地では、その後エリアそのものが関係者以外立ち入り禁止となっていました。よほど住民の方の怒りを買っていたのでしょう。
撮影を行う際は特に「迷惑・安全・コンプライアンス」に細心の注意を払わなければならないことは、改めて肝に銘じなければなりません。
山陰本線迂回貨物でシリーズのロケ本格始動!(1)
2026/07/18
この作品のロケは8年前の山陰本線迂回貨物から本格的に始まりました。
2018年9月後半に前乗りを含め4日間にわたって山陰本線沿線を走り回ったロケでした。ほとんどが単線の路線に割り込ませた臨時列車ゆえ、交換のための運転停車(しかも長時間)が何度もあり、そのための追っかけ撮影が何度もできました。しかももちろん安全運転、駐車場を確保しながらでも余裕でできたのです。
行く先々のお立ち台は早くからスタンバイされていた撮り鉄の皆さんがどこもすずなりの状態。追いかけながらの動輪堂は後からすいませんすいませんと、隙間に入らせていただいての撮影です。どうしてもアングルが成立せず夾雑物を編集で消去したショットや、ある場所では前の方の三脚の下から撮らせていただいたというショットもありました。
そんなみなさんのご協力もあってこの山陰本線迂回貨物の部分だけでも約16分の長呎収録となっています。
「貨物列車大紀行5中国・四国・九州篇」前売り開始!
2026/07/17
すいません! 前売りページを開設するにあたりプログレスリポートについては何も手をつけていなかったことに気づき、慌ててこの欄に記入をいている始末です。
思えば「貨物列車大紀行」シリーズの制作を決める以前に、「災害で不通となっている山陽本線に代わって山陰本線経由で貨物列車を走らせる」との報道が出て、取るものもとりあえず現地に向かったのが最初の撮影でした。それから8年にして未公開のまま眠っていたその時の素材がようやく今回日の目を見ることになります。
現在、編集作業も終わりナレーションの録音を進めるタイミング。
時空を行きつ戻りつ、可能な範囲で製作状況について掲載してゆきます。
2026-07-24 21:59